『張城人物誌』（e3603）

　

ちょうじょうじんぶつし

『張城人物誌』（e3603）ワードファイル、21.5MB。定價\4,400.-（未課税定價\4,000.-）

　　本書の原本は、前表紙を含め、十二丁の手書き本で、外形は天地百九十七粍、左右幅百三十三粍、後表紙は無く、前表紙は背を包むやうにして、二箇所を紙縒で綴ぢてゐる。
　　表紙には「張城人物誌」とあり、綴代脇に「小出千三齋◇筆自筆稿本」、その左上に「後藤藏書」の文字を長圓で圍んだ朱印を捺してある。「◇」の文字は不明。また、「千三齋」の「三」は「之」にも見える。
　　本の内容は、「金龍翁釋敬雄」の序が漢文で二丁半、次いで、「馬文翼」の「題言三則」が半丁。表紙を含めた第五丁から本文で、巻頭に「張城人物誌」とあり、その下に「僧　梵韶　輯」とある。
　　最終丁の最後には「年忌ノ事」として、本文とは異色に見える備忘記事が三行に書かれてゐる。
　　また、本文の始め、「儒林」の項、六人目に「小出惟式　号　十千齋又東郊」の記述がある。これが表紙に書かれた小出との關係は不明。