へいほうひか
原本電子化 『兵法秘哥』(e3403)ワードファイル、16.9MB。定價\2,200.-(未課税定價\2,000.-)
本書は表紙に「文政三辰歳七月吉祥日改之者也 兵法秘哥 全 米延正春」とある武道に關聯した七丁からなる小さな手書本を原色で電子化複製したもので、本文巻末には、「右要用たらんため愚作をならふるのみ」とあり、後表紙に當る所には、五言十四句の漢詩が返り點附きで書かれてゐる。
原書の著者や原書の由來に着いては何も判つてゐない。原書の保存状態は惡く、細かい蟲喰ひが文字にも及んでゐる。複製にあたつては、綴を解いて掃除をし、皺を延して畫像ファイルを作成した。
内容は、釼術、鐵炮、忍、血留、心術、夜打、山中飯、下帯など多岐にわたり、掲載順にも取分け理路は見られないが、令和前二百年の我が國で、往時の武士がどのやうなものを軍事智識として考へてゐたかを知る、一つの資料といへる。
内容項目 兵法 釼術 鐵炮 文武 手不龜(かがまらず) 早着込(はやきごみ) 不眠(ねむらざる)藥 下帯 息相(いきあひ) 具足櫃(ぐそくびつ)火縄(なわ) 雲張(はり)矢間前馬(やざままえのむま)忍(しのび)刀 渋(しぶ)紙 取首 血留(とめ)矢抜(ぬき)方 山中飯 文武 心術 夜打 嗜(たしなみ) 下手(へた)太刀 上帯 五言十四句