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『鈴鹿山麓萬吉傳』(e3302)
『勢州鈴鹿山麓孝子萬吉傳・解讀篇』(e3303)


すずかさんろくまんきちでん


◎ 『鈴鹿山麓萬吉傳』(e3302)は、前表紙に「勢州 鈴鹿山麓 孝子萬吉傳」とある筆冩本の表紙を含む全てのページを電子データとしてワード文書としたものである。前半四丁には三橋藤左衞門による萬吉傳があり、後半十七丁に石川忠房による「孝子傳附録」がある。『勢州鈴鹿山麓孝子萬吉傳・解讀篇』(e3303)では原本の縮小畫像を添へて、原本の文字起し、讀み、意味を解いたものである。   前半の孝子傳の末には、「天明五年乙己年 孟冬日 東都 三橋藤左衞門 藤原成烈誌」とある。「孝子萬吉傳」は刊本も知られてゐるが、寛政元年五月の植村康濟記の刊本『勢州鈴鹿孝子萬吉傳』の記述はこの筆冩本の巻頭の記事と文章が重なる所があり、この筆冩本には刊本に無い部分が多く、この筆冩本の内容が刊本の種本となつてゐると見られる。また、この原本には、「孝子傳附録」の最後に、孝子萬吉とそれを支えた事績に因んで、二十三人が詠んだ和歌が添へられてゐるのは、他の筆冩本とは異なつてゐる。   物語の内容は、鈴鹿峠の伊勢側、坂の下で、働き手の父を突然の病で失つて母子家庭となつた萬吉は幼い身で鈴鹿峠越の旅人の荷運びをして母を支へ、その親孝行振りを紹介してゐる。なほ、石川忠房は往時、幕府の大坂駐在の大番役で、後に勘定奉行となつたが、江戸と大坂を往き來する折に萬吉の親孝行を見出し、同僚にも傳へたことで、この孝子傳が出來た。   原本外形は、天地丈245mm(八寸九厘)、左右幅174mm(五寸七分四)。表紙を含め二十二丁で、一丁に二十行書き。

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『鈴鹿山麓萬吉傳』(e3302)  \2,200.-(未課税定價・貳千圓)
  ワードファイル、47.4MB

『勢州鈴鹿山麓孝子萬吉傳・解讀篇』(e3303)   \3,300.-(未課税定價・參千圓)
  ワードファイル、47.6MB


  前表紙裏は無地ですが、そのまま、畫像データになつてゐます。
  内容の例を縮小畫面で示します。



  解讀篇ページの例を示します。

  解讀篇見本ページを見る。


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○令和三年三月十五日、掲載。

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